こんにちは。JOURO(ジョウロ)代表の青木です。「虹ノアトリエ」という花業界専門オンラインサロンを運営したり、花と緑に関するサービスの開発提供をしています。
僕は日経MJを定期購読していて、その中から商業界の最新事例等の情報収集をしています。 (花業界が取り上げられることは残念ながらほぼ皆無なので、それだけ変化が遅い業界として襟を正しています)
さて、その中でなるほどね〜と思う記事があったのでシェアします。 こちらです。
喫茶店→カフェ
ホットケーキ→パンケーキ
記事の冒頭にあるようにこうした言語変化による業態変化があらゆる業界で起きています。(海水浴場もビーチリゾートって呼ばれているんですね)
軽井沢や那須塩原など、海ではなく高原のリゾートはどんな名前になるんだろう?グリーンリゾート?わからんけどw
こうした言葉の定義を変えると、そこに付随するビジネスも形を変えるわけですね。海水浴場からビーチリゾートになれば、ただ泳ぎに行くだけではなくその他にも何か遊べる楽しめる施設やお店があるんじゃないか?という期待が膨らみますね!
なるほど。
じゃ、例えばだけど青木の地元にある戸倉上山田温泉。
「温泉街」という言葉を言語変換したらチャンスが生まれるんじゃないかな? 戸倉上山田温泉の良いところは、泉質はもちろんのこと昭和レトロ感が色濃く残っていること。それを活かしたネーミングをつけて、そこに関連するショップやアクティビティや何かを集結させて、エリア集客する。
ま、言うは易しなのでこの辺にしておきますが、確かに言葉を変化させることでイメージが今まで持っていた枠の外側に行くので、そこにチャンスがある!って期待が膨らみます!
ちなみに僕が住む長野県の北部エリアの人にとって、海水浴といえば新潟県の「上越エリア」です。海なし県の長野県民は必ず県外へ遠征になります。
で、この上越エリアは湘南などのお洒落な雰囲気とは全く異なり、「大漁旗」「荒波」「演歌」が似合うような雰囲気のエリアですw なので、「ビーチリゾート」という言葉とはかけ離れていますが、でもこうした言語変化によるビジネスチャンスを是非狙って、僕たちを楽しませ欲しいです!(ただの願望でした)
(イメージ写真を探していたら、こんなの出てきましたw)
花業界に言語変化は起きているのか?
じゃ、本題ですが、花業界にはこの言語変化が起きているのでしょうか? 花屋は花屋のままですよね? 花屋をなんかオシャレにフラワーなんとかショップとか言ったりしませんよね?
ま、この言語による業態変化をすることが本質ではないような気がするので、その変化がないから良いとか悪いとか言いたいわけではありません。現実問題として苦戦している業界なので、その打開策の一つとしてこうした視点も大事だなというお話なので、その辺りは誤解のなきようお願いします。
花屋さん側が打ち出しているキャッチコピーやコンセプトをいろいろ拝見すると、こんな言葉がよく見えてきます。
「花のある生活を提案している」
「フラワーライフショップ」
「フラワーブティック」
つまりは、生活の一部としてお花を取り入れていただきたい。そのための提案をしているお店です。ということです。
でも突き詰めるとですよ、そのライフスタイルを提案しようと思ったらお花以外のアイテムやサービスも含めた提案をしていかないと、「花のある生活」を体験できるお店にはなり得ないですよね。。。
おそらく多くの一般のお客様が想像している花屋さんでは、現時点ではまだまだそのレベルでの提案はできていないお店がほとんどだと思います。
だからこそ、可能性はたっくさんある業界かなとは思っています!
その視点で見た時に、やっぱりこないだ衝撃を受けた白馬のスノーピークは、ほんと凄かった!
詳細はこちら
キャンプやアウトドアに興味がない人でも、そこに行きたい!って思える店舗設計になっています。
僕たち花の業界に関わる人間は、当然「花のある生活を是非!」ってゴリ押ししたくなりますが、一方で全く興味ない人だっているんです。実際30歳以下の若い世代の年間のお花消費額は、3000円にも満たない金額で、これからを見据えた時には業界にとって大きな課題なんです。
じゃあ、そういった方々にお花に関心持ってもらおう!って思ったら、今までの延長線上で語気を強めたところで響かないですよね?スノーピークのような提案が必要になってくるんじゃないかな?
でも、それを実際に実現しようと思ったら、個人事業主や家族経営の規模感が多い花屋さんには現実的ではないでしょう。でも、世の中的にそれが必要!ってなったとするならば、やっぱりそこで登場するのが「コミュニティ」。個人ではできなくてもコミュニティなら実現可能!
そう思うんです。
僕は今現在、「虹ノアトリエ」という花や緑に関わる人専門のオンラインサロンを運営していて、全国に330名ほどのサロンメンバーがいます。
その多くが個人や家族、スタッフ雇っていても5名以下くらいの規模感の花屋さんが圧倒的に多いです。そうしたみんなと、こうした価値観を共有して、その結果「やろう!」ってなったらプロジェクトチームを編成して具体的に実行していくことが可能だと思っています。
これがサロンの大きな魅力の1つですね。
ということで、今日の話をまとめると「まだまだチャンスありまっせ〜」という話です(まとめが雑w) どんどん変化している異業種から、たくさん学びます!!
それではみなさま、今日もがんばローズ🌹 JOURO LINE公式アカウントはこちら
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