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今日は「コネクティング・ザ・ドッツ」。この点と点が繋がるということについて、ちょっと一歩踏み込んだお話をしてみたいと思います。
この言葉はスティーブ・ジョブズの言葉で、あまりにも有名な言葉なので、それがどういう意味なのかは一旦解説しませんが、点と点を打つ、とにかく点を打つ。それを後で繋げるということなんですよね。最初から繋げることを意識して点を打つことはできないとも言っています。その例えはいろんな例えが多分あるんでしょうけど、僕が好きな表現はキンコン西野さんが言っている「星座」です。星が夜空には無数にあって、それが後から繋がることで星座になっているんですよね。最初から星座を作るために星がそこにあるわけじゃないんです。それと考え方はすごく近しいのかなというふうに僕は理解しています。
今日の本題はそこからさらに一歩踏み込んで特にビジネスにおいてお話をすると、すごく腑に落ちる方がいるかと思うので、ビジネスについてのお話に絞ってお話したいと思います。
いきなりですが、結論から言うと「点と点が繋がるには、ちゃんと自分の興味に向き合っていなければならない」ということですね。どういうことか?これを少しずつ解説したいと思います。
これは僕も今頭の中で整理しながら話しているので、うまく話せる自信はないんですが、昨今すごく叫ばれている「アート思考」をご存知でしょうか?僕はすごく好きな考え方で、しかもそれをわかりやすく解説していた本がベストセラーにもなっている「13歳からのアート思考」という本ですね。
この中に書かれていたことに僕はすごく共感しているので、それを踏まえてお話をしたいと思います。
例えばマーケティング思考。逆算思考も大事だと思うんですが、それって起点になっているのは相手だったりしますよね。世の中とか自分以外の外側の何かですよね?そこが起点になって、そこから逆算して今の行動を決定づけていくという考え方。これはこれですごく大事な考え方だと思います。一方でアート思考というのは、そもそもその考え方ではなく、自分の考え方とか自分なりの答えとか自分の物の見方。内側にあるもの、これをいかに表現していくかなんです。そのための思考法がアート思考と言われているんです。ざっくりな説明ですけれども、それによって価値を作り出している人がアーティストと言われているというふうに僕は理解しています。
なので今日の点と点が繋がるという話で言うと、その思考をもって実践していれば(実践というのは=点を打っていれば)必ず点は繋がるということをお伝えしたいんです。逆算思考で外にばかり関心を寄せて自分の心を置き去りにしてしまっていたとしたら、点は打っていたとしてもひょっとしたらその点は繋がらないんじゃないかという気づきを僕は得ました。なんかこれ結構深いなと思っていて、自分事は一旦脇に置いて日頃活動を追っているのはキンコン西野さんなので、西野さんの例でお話をします。
西野さんを見ていると、エンタメで世界を取ると言っている方ですから、プペルとかボトルジョージとかいろんな作品を生み出していますが、それってやっぱり自分の内側にある興味とか関心事が起点になっていますよね。マーケティングでそのニーズがあったからプペルという作品を作っているわけじゃないですよね!?煙突町なんていう、そんなニーズないですよ。ボトルジョージっていうニーズなんてないんですよ。でも、内側から湧き起こるものを作品として形にして、その作品をどうやって届けるかという時にマーケティングは使いますが、起点になっているのは自分の内側にあるものですよね。なので結果として今だとボトルジョージシアターという常設小屋ができるとか、後で点が繋がった結果です。こういう奇跡が起きていくわけです。最初からそれを作ろうと思って逆算思考でやってたら、そこには間違いなくたどり着かなかったんじゃないかなと、側から見てても思いますよね。アート思考に沿って活動していれば、こういうことが起こるんだと。僕も答えを持っているわけじゃないので、アウトプットしながら自分に落とし込んでいる状態です。でもふんわりとなんかそれに近いことは僕も体験しています。
「花で社会装飾」というミッションのもと活動していますが、僕みたいな人なんて業界の中にいなかったわけなんです。でも自分の興味とか好奇心がそこにあったから活動をスタートするっていうスタートを切れたわけなんです。スタートを切ったらもちろんいろいろな苦労ありますけれども、後から点と点が繋がっていったことってやっぱりあるんですよね。これがマーケティングを駆使して活動していたら、ひょっとしたらそれって起きてなかったんじゃないかとも思いますので、答えは分かんないです。分かんないですけれども、「13歳からのアート思考」の中でも著者はそのようにも言っていますので、僕もその言葉を信じています。それは真実なのか正解なのかどうかそんなことは分かりませんが、共感していただける方がいたら嬉しいです。
それでは、今日も元気にがんばローズ🌹
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