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執筆者の写真岩田紫苑

子どもたちに「クリスマスリース作り」体験のプレゼント

更新日:2024年12月17日

こんにちは。株式会社JOUROでライターをしている岩田紫苑です。JOUROは、花に関わる新規事業及び新商品/サービスの創出を共創・支援する会社であり、様々なプロジェクトの創出を目指しています。


今回は、先週実施したNPO法人カタリバさんでのワークショップの様子をお届けします。


このワークショップは、皆さまから不要になった本を回収し、査定した金額をチャリティーとしてお預かりする仕組み「フラリボン」第二弾の一貫で行われました。本の回収期間(9/1~10/31)に集まった資金(59,094円)は、スギやヒノキの枝葉やリースの土台など、ワークショップの材料費にあてていて、カタリバさんの子どもたちには、クリスマスリース作りをプレゼントしてきました。


このプロジェクトの目的と背景、第二弾の集計結果は、こちらからご覧ください。


当日のワークショップの講師は4名。このプロジェクトの発案者であり、株式会社JOURO代表の青木、大田区で花屋をしている石川、思春期の子どもたちと花を通して関わりたい稲葉、と私です。


  1. 青木から「フラリボン」のプロジェクト説明と自己紹介

  2. 私から「森を守るクリスマスリースプロジェクト」*1の説明

  3. 大田区の花屋である石川を筆頭に、リース作りがスタート

  4. リース完成後、子どもたちにリースのこだわりポイントや感想を話してもらう


という流れで進めました。


10代の子どもたちが大好きな稲葉が、持ち前の明るいコミュニケーションで、子どもたちが構えることなく、その場を盛り上げてくれて、8人の子どもたちが参加してくれました。

私自身、普段10代の子どもたちと接する機会がなかったため、(どうやって関わっていこうかな~)(どんな距離感だと、子どもたちが心地よいかな~)など、考えながら現場に足を踏み入れたのですが、そんな心配はご無用!机いっぱいに広がったスギやヒノキの枝葉、木の実を眺めながら、一言二言交わしているうちに、自然にコミュニケーションがとれるようになりました。植物は、人と人を繋げてくれる素敵なアイテムですね…


まずは枝葉を小さいカットしていきます。 どうやったら無駄なく使えるかな?など考えながら

適宜アドバイスしていきました。


講師と一緒に枝葉を持ちながら、リース土台に巻き付けています。


初めのうちは、リース台に枝葉を巻き付ける作業が難しそうでしたが、2~3回巻き進めていくと、徐々に慣れた手つきになり、子どもたち、みんなが職人のように、1時間以上夢中で取り組んでくれました。


私が選んだ枝葉を「可愛いね!良いね、これ使う!」とリース台に巻き付けてくれた子がいたり、「あと、半分だね!」「もうちょっと!」など進み具合を各々チェックしながら、進めている子とスタッフもいました。新芽がついた枝葉だけを、テーブルから真剣に探し当て、巻き付ける子もいたり。自分のリースを遠目にみて、形やバランスなどをチェックしている子もいて、(どうやったら素敵なリースが作れるだろうか?)と工夫している姿勢も、とても微笑ましく感じました。


スギやヒノキ、ユーカリなどで、リース土台を完成させた後は、木の実でアレンジ。綿、ハイビスカスの実、ナンキンハゼ、松ぼっくりなど、木の実の選び方や配置の仕方で、より個性が光るリースが作れたように感じます!


リース作りを終えたあと、子どもたち自身にリースのこだわりポイントを伺いました。


「ものづくりやインテリアに興味があり、前回も楽しかったので参加しました。」

「全体のバランスが崩れないようにしながら、立体感を出すようにパーツを組み合わせて頑張りました!」

「木の実がかわいかったので、それをポイントに制作しました。」

「最初は難しいと思ったけど、やってみるうちに工夫するのが楽しくなって、時間があっという間でした!」


などなど、お互いのリースを見せあって感想を伝えあう時間を、最後にカタリバさんのほうで設けてくださいました。


また、カタリバのスタッフさんによれば

「特性上、自分からは参加できませんでしたが、周りでイベントを見ている生徒も楽しそうな雰囲気を感じることができました。」

「最初はすこし難しそう…と思っていた子も、1時間まるまるものすごく楽しんでいました。」

「各々が創意工夫を凝らしており、これほどまでの集中力を見れてびっくりしました!」

などの声を寄せていただきました。


完成したリースを机に置いて、ほっと一息。

石川から完成したリースの扱い方を学びます。


改めて、本の回収に協力してくださった皆様、ありがとうございました。皆さんのおかげで、無事クリスマスリース作りを子どもたちにプレゼントできました。


子どもたちにとって、このクリスマスリース作りという体験が、少しでも記憶に残る時間になればよいなと、プロジェクトメンバー一同願っております。



私たち講師が到着する前に、

子どもたちが自主的に活動場所をクリスマス仕様にしてくれたそう



 

*1

森林整備で発生したスギやヒノキの枝葉を、クリスマスリースの材料に活用し、返礼品として配送するプロジェクト。自然保護や環境問題に関心をよせるきっかけ作りを提供している団体です。




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