切り花消費額の推移
- 青木善則 -Yoshinori Aoki-
- 2022年3月4日
- 読了時間: 3分

添付画像は最新の花卉園芸新聞に載っていたデータです。
2000年からこの20年間の切り花と園芸の2人以上の世帯における年間消費額の推移ですが、多分体感としても感じていらっしゃる通り右肩下がりです。。。
切り花に関しては約30%マイナス。。 年間消費額が8,000円を割り込んでいます。
一方園芸は全体的には消費額が下がっているものの、この2年は回復傾向です。 ※園芸というのはどこまで含まれているんですか?どなたかわかる方いますか? ※観葉植物はこのデータには含まれていないんですか?園芸用植物と観葉植物は別物ですよね?
これが今、花卉園芸業界が置かれている現実です。 コロナ禍になって、定期便やドライフラワーやオンラインレッスンなど新たなサービスが生まれてはいますが、全体としてはこちらがマイナスに推移しています。要因はさまざまあろうかと思いますが、今日はその原因分析は置いといて、前だけを向いて何ができるか?をお話ししたいと思います。
いきなり結論ですが、「サービス」をしっかり販売していきませんか? お花をいくらで仕入れて、そこにいくら乗せて粗利がいくらでその総量がお店としての利益。これがいうまでもなく収益の柱であることはもちろんなんですけれど、データが示している通り切り花の消費額は年々減少しています。
その中において僕たちができること、生き残るためにやらなきゃいけないこと・雇用しているスタッフとご家族の生活を守るためにもやらなきゃいけないことは、収益の柱をもう1つ作ることではないでしょうか?
僕としてはそれが「サービス」だと思っています。 そこにはまだまだ可能性がたっぷりあると思っています。
無形のサービス、そこにこそ価値を感じていただける時代に入ってきています。
世の中はモノで溢れかえっています。つまりモノの価値が相対的に低減しています。
ただ、そこ(サービス)にじっくり時間をかけて、そして完成させて、そしてそれをお客様に伝わるまで伝えきって、というところまでを自社だけでやろうとすると、めっちゃハードルを感じて、後まわしになり、結局手を付けられず終いで繁忙期を迎えて、忘れ去られていく。。。こんな経験を数々されてきたのではないでしょうか?
僕はだからこそ、こうしたコミュティの力を活用してサロンに参加してくださっているみんなでサービスを生み出し育てていくことは、めちゃくちゃありだと思っています。多分そのときに邪魔になってくるのはプライドです。
「うちはこうだから」
「他の花屋と一緒に何かやるなんて考えられない」
「他所はよそ、うちはうち」
「他の花屋はライバルだから」
「花業界とはこういうもんだから」
でも、この業界もっともっと垣根を超えて業界仲間で連携し合ってこの荒波を乗り越えていったっていいじゃん!って本気思っています。
そのプライドを保持した先に手にしたい成果が得られるのであれば、それでいいと思いますが、時代は変わっています。その変化によって市場のニーズも変化しています。そしてその変化スピードも格段に上がっています。
一人でその難局を乗り越えられますか?
僕は無理です!断言しますw
だからこそ、周りの皆さんのお力添えをいただき、やりたいこと・成し遂げたいことを形にしていきます。
3月は年間の最大繁忙期でもあり、そんな時間作れないと思いますが、4月入ったら、そして母の日が終わったら時間のゆとりも生まれてくると思うので、そうしたクオリティタイムを作りませんか?
それでは、今日も元気にがんばローズ🌹
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