こんにちは、JOUROライターの岩田紫苑です。
先週に引き続き、今週もフラワーデザイナー田畑穂乃美さんのインタビューをお届けします。前編はこちらから。
アルバイトや専門学校にて、お花のスキルを学んだ後、フラワーコーディネーターとして、結婚式場の装花を担当。さらにインテリア業界に転職後、現在はフリーランスにて、店舗のない花屋を運営されています。学生時代はお花一筋でしたが、社会人になり、活動の幅を広げながらも、お花の仕事は続けられています。
後編では、「店舗のない花屋」について、詳しくお伺いします。
現在は、ご自身で、店舗のない花屋さんを運営しているとのことですが、フリーランスになったきっかけを教えてください!
お花屋さんでのアルバイト経験や、ホテルでのフラワーコーディネーターの経験を通して、感じたことがあります。それは、お花屋さんやホテルで扱う資材や花材しか使うことができないこと。なるべく、お客様のご要望に寄り添うフラワーデザインを提供したい。枠にとらわれず、自分で適切な資材や花材を選び、自由にお花で表現したい。
そんな想いで、フリーランスの道を選びました。
様々な経験が活かされて、今のフリーランスがあるんですね。
現在の活動内容を詳しく教えていただけますか?
オーダーをいただいてから、お花を仕入れて、制作します。
店舗のない花屋、という感じですね。
オーダーは、InstagramやPay ID(旧BASE)というECサイトから受け付けています。
主に、花束やアレンジメント、ブーケなどを販売が多いです。
オーダーには、どのようなご注文が多いでしょうか?
内容は様々です。結婚式や前撮りのブーケ、お誕生日祝いや送別祝いなどの花束やアレンジが多いですね。全て生花でお作りしています。
お客様には、どのような方がいらっしゃいますか?
知り合いの方からのオーダーがほとんどなので…
現在の課題は、集客ですね。一般の方からもオーダーが受けられるように、工夫していきたいと考えています。
ご自身でお花を楽しまれる場合は、お花が大好きな方から。
ギフトとして、お花を贈る場合は、贈る相手への気持ちが強い方から。
このような方々からご注文いただけたら、より嬉しいですね。
1つ1つのオーダーに対して、お花を仕入れて作品を作るとのことですが
制作で意識していることはありますか?
オーダーしてくださった方へのヒヤリング。これは、欠かせません。
どんな人に贈りたいのか、どんな想いで注文してくれたのか。
しっかり聴いてから、それらを作品で表現しています。
今後、どのような活動をしていきたいとお考えですか?
先ほども申し上げたように、まずは集客が課題です。
その課題を解決できるように、試行錯誤を繰り返していきます。
活動としては、インテリアに合わせたお花の提案であったり、
路上ライブでの装花だったり。花以外の、モノやコトと掛け合わせたフラワーデザインを表現していきたいなと考えています。
活動の軸として、
”花”は、人の心に寄り添うことができる。私はそう、信じています。
想いを、お花というカタチで表現することで、お客様が笑顔になってくれたら嬉しいですね。
本日は、お忙しいなか、ありがとうございました!
様々な経験を積みながら、それらをお花の仕事にも生かそうとする姿。素晴らしいですね。
パラレルキャリアという働き方は、お花のお仕事に携わる若手にとって、一つの参考にもなりそうです。
▶フラワーデザイナー田畑穂乃美さん
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