こんにちは、JOUROライターの岩田紫苑です。
先日はフラワーバレンタインでしたね。年々、少しずつですが定着しつつあるなと感じています。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
現在JOUROでは「虹ノアトリエ」いう花業界専門のオンラインサロンを運営しています。
ありがたいことに、サロンメンバー数は400名を超えてきました。皆様、日々精力的に活動されているため、サロンメンバーさんの活動をレポートさせてください。
本日ご紹介するのは、フラワーデザイナーとしてご活躍の小塩真弥さん!
3年前、ご自身のやりたい空間装飾というお仕事をするために、上京。
しかし、初めての緊急事態宣言が発令され…決まっていたお仕事が白紙になってしまいます。
現在は「brilliant life project tokyo」という独自のブランドを担当し、空間装飾にも携わる小塩さん。このコロナ禍、どのように歩んでこられたのか。また独自で立ち上げたブランドへの想いを伺いました。
真弥さん、フラワーデザイナーになるきっかけはなんでしたか?
私の母がお花好きでした。だから、幼少期からお花は身近な存在でしたね。
就職を決める時、実は…とても安易な気持ちでした。フラワーデザイナー、フラワーアーティストって格好いい!
植物を使ってARTな仕事をしたい!!そう思ったので、地元の大分で、お花屋さんを調べ、就職しました。 安易ではないと思います!
お花に携わり11年目ですか?現在もフラワーデザイナーとしてご活躍しておられる。
大分のお花屋さんでの、お仕事はいかがでしたか? また、東京に出てこよう、と思ったきっかけも教えてください。
ブライダル、ギフト制作、配達、葬儀、そして生け花の小原流花材を取りまとめるような、創業65年の歴史のある老舗花屋でした。
とにかく一生懸命でしたね。大分のお花屋さんのなかでも仕事量が多く、厳しいと評判だったようです。何も知らずに入社し、右も左も分からずの私は、多忙な日々を送り、徹夜続きもあったり。あまりの忙しさに、入った当初のキラキラした希望も、いつの間にか忘れていました。でも、その疲れは、お花に触れていると自然と癒されました。
数年が経ち、この先もっとステップアップしたい気持ちが芽生え、しかし地元の大分を出るという選択肢はなく…くすぶっていた時期に、転機が訪れます。
九花連(九州生花商団体連合会)のイベントです。
東京のフラワーアーティストさんと交流したり、九州のデザイナーさんのコンペ作品などを目の当たりにし、(そうだ!私、植物でARTな仕事がしたかったんだ!)と、お花屋さんに入った当時の熱い気持ちを思い出しました。自分でも不思議ですが、これまで大分を出よう、とは微塵も思わず…
しかし、その刺激を受けたことがきっかけで、1年後に上京。周りには、「まずは福岡とかで勉強したら?」とアドバイスをもらいましたが、チャレンジするのであれば、お花のお仕事の幅や需要が少しでも多い東京だと思っていました。
▼真弥さんが手掛けるブランド「brilliant life project tokyo」 me louloudia
ありがとうございます。人生を左右するような、そんなイベントだったんですね。
ご自身で期限を決めて、行動する姿も、とても素敵です。
東京に出てきてからは、今のお仕事でしょうか?
いいえ。もともとは華道家さんの生けこみに携わったり、ブライダルのお花屋さんに勤めることが決まっていました。しかし、上京したにもかかわらず、コロナによって、その仕事が白紙になってしまったんです…
生計を立てるのが難しくなり、ひとまず友人がいる広島に行きました。広島でも、お花屋さんに務め、少し東京のコロナ禍が収まるのを待つ予定でした。でも、東京で自分の思い描く仕事がしたかった。私の気持ちがどうしても収まりきらなかったんです。想いが募り、3か月後の夏、再び上京しました。
そして、再度上京してからは、とある花屋でお世話になりました。そこで一緒に働いていた現社長の独立についていき、この「brilliant life project tokyo」を立ち上げることができました。同時に、もう一人のフローリストが担当しているフラワーショップ「hana-shippopu」も立ち上がりました。
それぞれの事業を、それぞれが担当しており、切磋琢磨しながら、日々運営しています。
▼真弥さんが手掛けるブランド「brilliant life project tokyo」 me louloudia
ありがとうございます。
コロナ禍だからと諦めず、初志を貫き、行動し続けた真弥さん。お話を聞いていて、とても心を打たれました。
後編では、現在の空間装飾のお話について詳しく伺います。
▶︎フラワーデザイナー小塩真弥さん
▶︎真弥さんが手掛けるブランド「brilliant life project tokyo」
▶︎店舗「hana-shippou」
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